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『Spirit of Asia/アジアの香り』各曲制作ノートNo.7  『地平の向こうへ』
- 2018/09/19(Wed) -
New Mind Jazzの第7曲目『Beyond the Horizon』  邦題は『地平の向こうへ』

私の仕事場(スタジオ)は山の中にある。
その丘を下ったところに細い川に沿って街道が
ある。 

ある日その街道を散策をしていると、
馬が走ってきた。全速ではなく、パカパカとゆっくり。
なんと珍しい!と思いなから眺めていると、
馬がいなないた。 ヒヒーンと。
馬と目があった。「お前はこんなところで何してるんだ」
と言われた気がした。
それはお互い様だ。
その後、馬は何事もなく山あいの街道を地平線に向けて走り去っていった。

しばらくボーッとそこに佇んだが、スタジオに戻り
作った曲がこの曲だ。
躍動する低音のオステナートリズムからバイオリンとシンセ口笛によるメロディ。
ソロはウード、トルキッシュフルートから西アフリカを代表する楽器
ジャンベソロへ。
馬に感謝しなければならない曲だ。

SOAジャケットカード32

『Beyond the Horizon』









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『Spirit of Asia/アジアの香り』各曲制作ノートNo.6  『アジアの香り』
- 2018/09/18(Tue) -
 New Mind Jazzの第6曲目。邦題は『アジアの香り
アルバムのタイトル曲である。

今回の制作にあたり、5つの文化と文明のカテゴリー
を作り制作にあたったが、そのカテゴリー4にあたる
メソポタミア文明。
いわゆるチグリス、ユーフラテス川地域を元に
栄えた文明にある音がヒントになっている。

この曲作りでは、スリットドラムを多く使っている。
なんと言うのだろうか。木琴のようなマリンバのような
不思議な音である。
その音に乗り、中東リズムの上をウード、ネイの笛の音が、
スーフィのメロディーを奏でる。

ゆっくり流れる悠久のアジアの雰囲気が曲全体から
醸し出される。

SOAジャケットカード32

『Asia no Kaori』




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『Spirit of Asia/アジアの香り』各曲制作ノートNo.5  『Byakuya』
- 2018/08/30(Thu) -
New Mind Jazzの第5曲目。邦題は『極北の大地』

この曲を作っている時、ずっとあったイメージが極北の
シベリアの地に現れるという『オーロラ』。

極寒の地の夜にたなびくオーロラの群れ。
その中を一筋の光のように現れる天上の声。
オーロラの祭典の始まりを告げる、低音のメロディー。
祭典は激しさをまし、オーロラのDANCEへと。
オーロラの祭典はクライマックスまで達し、
ドーンコーラス(暁のコーラス)と共に天上に
帰るオーロラ。

後半部分でバックに流れるドーンコーラス(暁のコーラス)
は、地球の磁気圏と太陽風の相互作用により生じる自然現象。
朝の鳥のさえずりにも似ていることから付いたもの。

SOAジャケットカード32

『Oriental Chorale』




 
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『Spirit of Asia/アジアの香り』各曲制作ノートNo.4  『Bunzubison』
- 2018/08/27(Mon) -
New Mind Jazzの第4曲目。邦題は『ズビンダンス』をアップする。

今回の創作は4つ文明と1つの文化を念頭にして作曲している。
この曲は『環太平洋文化』のカテゴリーである。

制作中、一つの言葉がでてくる。「ブンズビスン」。
ブンズビスン〜ブンズビスン〜ブンズビスンブンズビと。
これで、3.3.5拍子のリズムが出来上がる。
この言葉が頭から離れなくなり出来上がった曲だ。

メロディーは笛で歌わせる。木管アンサンブルと笛の集合体である。
アドリブ部分はウードとVOICE。今回数曲にVOICEを使った。
声には様々な声があるが、今回の声は艶があり少し妖艶な声。

悠久のメロディーを感じさせる前半、スーフィーの色彩が濃い中盤
そして後半のアイヌの口歌『ウポポ』ぼリズムに乗り曲が進む。
アイヌの軽快な掛け声は沖縄、琉球に共通するもの。
環太平洋から大きなアジアを包む音楽がある予感がする。
P1030849.jpg
『ズビンダンス』
SOAジャケットカード32







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『Spirit of Asia/アジアの香り』各曲制作ノートNo.3 『Oriental Chorale』
- 2018/08/25(Sat) -
  『Spirit of Asia』の第3曲目『Oriental Chorale』
邦題は国境の町。国境の町とはインド周辺ではなく、北インドの北方、チベットあたり。

シンプルなメロディーをコラールのように繰り返しインドの打楽器タブラ、
ガダムのリズムで歌わせる。幻影のように遠くで和太鼓の音がする。

今回の創作全編に共通しているが、ジャズ、ポピュラーで使われる
ドラムではない新しいリズムを模索している。
ドラムセットの新しい可能性と言っても良いと思う。

1900年初頭には打楽器としてバラバラであった、大太鼓、
小太鼓、大小のシンバルを組み合わせて一つにしたのが
ドラムである。この楽器の最も画期的なところは小さなシンバルを
2つ合わせたハイハットの考案である。
このハイハットが生まれたことにより、一人の人間がパターンを
刻むことによりリズムを作る現代のポピュラーパターンが
出来上がったのである。

SOAジャケットカード32

『Oriental Chorale』





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