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山(スタジオ)から便り。
- 2018/12/31(Mon) -
今年も暮れ行く。
1年仕事してきた仕事場も3年が過ぎ、レイアウトがようやく落ち着いた。
この1年ほとんど変えていない。
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今年は『Spirit of Asia』の音作りにあけた年。
頼んでいた音楽ノートの英訳版もできた。
これで、世界発売となるかどうかはわからない。
SOAジャケットカード32

音楽ノートEN09
今は、次の音を考えている。
この旭川という地にきて、来年36年目。
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オホーツク海にも日本海にも太平洋にも近く、先住民族の資料も多い、私にとって最適な場所。
けして不毛の地ではない。来年も音作りに明け暮れるだろう。
皆様今年もお付き合いいただき、ありがとうございました。



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冬に向かう気持ち
- 2018/12/29(Sat) -
 雪がなんとも少ないと思っていた今年の冬。
この地では11月から3月下旬まで雪に覆われる。
約5ヶ月間、しんしんと雪が降る時期となる。
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ここに居をかまえて36年目の冬だ。
36年前の冬はどうたったかというと、本当に寒かった。
零下20度はざらで、2週間もその気温が続く。

私は北海道生まれ、寒さには強い方だが、零下20度が
2週間続くここの気候は、それはそれは厳しかった。
ぬくぬくとしたマンションに住んでいたわけではない。
平屋の隙間風の入る家に住み暮らしていた。
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その時思っていたことは、ひたすら新しい音楽を作りたい
ということ。 その気持ちが寒さを忘れさせた。

生命が一斉に蘇る春、新緑が眩しい夏、あっという間に通り
すぎる秋、そして長い冬。
どの季節も36年間創作の糧にしてきた。
これからもその姿勢は変わらない。

変わらないが、1年ずつ大切に四季を感じたい気持ちが
ますます強くなった。
今年も暮れ行く。




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広い空
- 2018/12/26(Wed) -
 今年もどれだけ空を眺めた頃だろう。
昔から空を眺めるのが好きだった。
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晴れの日も、曇り空も、雨が降りそうな日も、
雪が降る空も好きだ。
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いつからか考えてみると、記憶にあるのは4歳くらい。
晴れた空をぼーっと雲が流れるのを見つめる。
形がどんどん変わるのが面白くて、気がついたら1時間
が過ぎていた。
昔はきっともっと長い時間見ていたことだろう

夕日も好きだ。
黄昏せまる夕暮れ時。
空を眺める。
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空の向こうにある宇宙を考える。
ゆっくりと動く地球の存在。
決して小さくない人間の存在。
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惜しむらくは、目で見た感動が写真では半減する。
しかし、人間の眼は良くできている。
見るだけではなく、感動を伝えることが出来るのだから。



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明日への希望
- 2018/12/20(Thu) -
明日への希望という言葉がある。

古来、人は明日に願いをかけて生きてきた。
黄昏迫る夕暮れ時、昼間の喧騒が落ち着き
大気が落ち着きをとりもどす。
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そのずっと昔の夕暮れ時、冷気が満ち溢れ
大地の香りを感じる。
胸いっぱいに吸うと懐かしい気持ちで一杯に。

いつも夕暮れ時になるとその気持ちが蘇る。
そういう時、曲が生まれる。






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アジア一帯にあるスロートシンギング(喉歌)
- 2018/12/18(Tue) -
いろいろ調べていると、樺太、北海道アイヌの中にも
イヌイットと同じ喉歌がある。『レクッカラ』という。
音声と映像を探したがまだ見つかっていない。

資料では最後の口伝者は1973年になくなっているらしい。
アイヌのものはイヌイット微妙に違い、一人が声を送り
一人がそれを変調するというもの。
いわゆる二人ムックリだ。

映像はイヌイットの喉歌とモンゴルの喉歌(ホーミー)
の共演。








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古代オホーツク人の末裔ギリヤーク。
- 2018/12/17(Mon) -
 ギリヤークニブフ)は樺太中部以北及び対岸のアムール川下流域に
住むモンゴロイド系の少数民族。
樺太地域には大きくギリヤーク、ウィルタ、アイヌの先住民族がいる。
どの民族も独自の文化と言語を持っているが、共通している風習も多い。
特に北海道のアイヌとの風習は非常ににているところが多い。
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私自身、音楽をやるので芸能、音楽のことを調べるが、ギリヤーク
独自の楽器オーストラリアのデジュリデュウと同じ起源持つヘリュートイオンカ、
中国の胡弓の起源のようなトンクルなどは興味深い。
 
この民族では、丸太を叩き楽器にする風習がある。
これは遠くアフリカでも同じようにあり、複雑なリズムを
数人で一本の丸太を叩き見事な演奏をする。
下記の映像にはトンクルの映像も出てくるが、胡弓とも
馬頭琴とも違う演奏法は目をみはる。

このギリヤークもロシアの民族同化政策により多くの文化
風習を失ったが、現代では少しずつ風習が見直されつつある。

一度文化を失ってしまうと、なかなか復活は難しい。
ギリヤークの映像を見ながら、今、民族、風習の大切さを思っている。




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イヌイット(エスキモー)の喉歌
- 2018/12/16(Sun) -
 オホーツク海の最東端に当たる地域にエスキモーイヌイット
と呼ばれる民族がいる。
彼らが奏でる音楽は独特で『スロートシンギング(喉歌)』
と呼ばれる。必ず2人が向かい合い複雑なリズムを輪唱する。



これと似たものにモンゴルのホーミー(喉歌)がある。
これもエスキモーの喉歌に非常に近いものだ。

ロシアアムール川から樺太を通り、オホーツク海からカムチャッカ半島
を通り北米エスキモーまで文化の道があるのではないか。



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空をながめて歩く
- 2018/12/14(Fri) -
 今年は雪が少なく楽だなあ・・と、思いながら空を見上げる。
今日は快晴。雲も見当たらない。
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春から楽しませてくれた、オオウバユリも1年を終わり枯れて
雪をかぶっている。 この植物は種から開花するまで7年
かかる不思議な植物だ。
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この地では12月から3月まで雪一面となる。
年中籠っているが、これからますます思索の日々となる。
引き続き行っている、『続・アジアンジャズ』の創作も
まだ道半ばだ。
ロシア北端からオホーツク、カムチャッカ半島から北米
までまたがるオホーツク文化
非常に興味深いが全体が見えるまで時間がかかりそうだ。
スクリーンショット 2018 
年の瀬を控え、今日も新しい音と音源の研究。
『古くて新しいもの。新しくても変わらずあるもの』
を求めている。


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Mind Jazz Music『STEP TO ASIA-東方の彼方へ』
- 2018/12/11(Tue) -
2004年発表。
アジアをテーマに創作に取り組み始めた2004年頃の
作品6曲をまとめたもの。
step to asiaジャケ

◼音楽ノート
 1曲目『STEP TO ASIA」は、シルクロードを旅した後書いた曲。
    途中現地録音の民族音楽が奏でられる。
 2曲目『ENRAI』POPマインドジャズと称するアップテンポの曲。
 3曲目『SIKA SULIN』は、ウルグアイ、カンドンベのリズムの発想から
    書いたもの。曲中、カンドンベの巨匠ウーゴ・ファトルーソ
    の演奏がある。
 4曲目コントラバスをフィーチャーした山水経から発想した曲。
 5曲目雅楽の楽器を多く取り入れた曲『天空』。
 6曲目『KAMUI』は、アイヌの口歌『ウポポ』から發想したもの。
    曲中はアイヌの『鶴の舞』が聞かれる。


Mind Jazz Music『STEP TO ASIA』
1. STEP TO ASIA/プロローグ〜ダンス/9.41'


2. ENRAI /5.50'


3. SUKA SULIN /9.13'


4. MIZUMAI /8.46'


5. TENKUU.2 9.44'


6. KAMUI /9.40'




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Mind Jazz Music『悠久』
- 2018/12/11(Tue) -
1993年発表。
もともと『梵鐘とシンセサイザーの出会い』という企画
から発想した曲を7曲にまとめたもの。

曲目、詳細は音楽ノートへどうぞ。
悠久では日本古来の梵鐘が聞こえる。
悠久音楽ノートへ

悠久ジャケット

Mind Jazz Music『悠久』
1. プロローグ / 2.16'


2.春霖 / 10.03'


3.朝もや / 3.41'


4.夢の中へ / 9.52'


5.久遠 / 10.33'


6.古歌 / 4.37'


7.悠久 /10.01'


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MindJazzスタジオNewプラグイン徒然
- 2018/12/10(Mon) -
現代の音楽制作はハードウェアを使った制作から
プラグインソフトを使った制作全盛である。
ここのスタジオでも2013年あたりからであろうか。
全面的にハードディスクレコーディングとプラグインを
使った制作に切り替わった。
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スタジオ内にはハードウェアのシンセサイザー、アナログプラグインも
多くあるが電源を入れる機会も少なくなってきた。
そのアナログの代表はミキシングコンソールである。
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これも現在はプラグインで自動的に動かすスタイルに
変わりつつある。
プラグインの利点はなんといっても
1.場所を取らない。
2.ノイズがない。
3.低価格
この3つで、まさに仮想空間の中で音楽制作をしているわけだ。
そもそも音楽自体、手で触れることのできない仮想空間の産物。
それが今、理想に近い形になったとも言える。
その理想の音源が以下のもの。
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◼︎DX7


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◼︎Moogモジュールシンセサイザー

ブックら 
◼︎ブックラシンセサイザー

これらはビンテージシンセサイザーをプラグイン音源にしたものだ。
このシリーズには21種類もの70.80年代活躍した名器と言われる
シンセサイザーが入っている。 どれも本当に良くできている。
数台は実機を持っているが、電源をしばらく入れなくなった
ものばかりだ。

しかし、そこが難しいところで、手触りの感のない音楽に
私自身手触り感を求めている。
そうするとどうしても、手動が大半のアナログに帰結する。
が、時代はそう動いていない。
そこが難しいところだ。
ここの葛藤はこれからしばらく続くだろう。


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ある日の夕暮れに思う
- 2018/12/09(Sun) -
今日は12月9日、季節は師走に入った。
今年を総括するにはまだ早いが、来年のことをボ〜ッと
考えている。
今年はアジアをテーマにした『Spirit of Asiaアジアの香り』
を制作する年で暮れそうだ。 
この作った曲は、ライブで演奏することも目的としている。
アジアの様々な楽器に触発されて作ったが、一時の観光気分とは違う。
あくまで、ここの風土から触発されたものが、アジアの素材とつながり
出来上がったものだ
SOAジャケットカード32
来年はこの地に来て36年の月日が流れる。
40年も近い。
風土に根付くと言いながら35年が過ぎた。
次回の創作は、『古代のオホーツク文化』に目を向ける。
オホーツクの地も時代の移り変わりに関わらず、土地に根ざす
人がいる。風土がある。歴史がある。
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今も生きるニブフ(ギリヤーク)の伝統
- 2018/12/09(Sun) -
古代のオホーツク民族を調べる時、必ずウィルタ、ニブフ
アイヌの名前が出てくる。場所は樺太。現在はロシアサハリン州という。
ここの小さな島に少なくとも5つの少数民族が共栄している。
それぞれが独自の言語を持ち、風習、文化を持っている。
特にニブフ(ギリヤーク)はモンゴル、北ロシアの文化を多く取り入れ
ている。現在は古代からの芸能文化を伝えるものは非常に少ないが、
残るものはカムチャッカ半島から北アメリカエスキモーの風習と
非常に近いのも目をみはる。









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